【日本人】その底流にあるもの|小樽 山歩き キノコなど

日本人
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日本人とは

今回は、縄文時代から弥生時代に移行する周辺の歴史を考察したいと思います。縄文時代は約1万3000年前~約2300年前まで続きました。温暖な気候を背景に狩猟採集生活を約1万年の長きにわたり、日本列島でおくりました。縄文時代中期には人口が26万人という説があります。しかし晩期になると人口は急激に減り、8万人ほどになったという説があります。原因は気候変動により気温が下がり、食料が確保できなくなり人口減少が進んだということです。私が考える人口減少の原因は、近親相関が進み、遺伝子の多様性を維持できなくなり、ウイルスや病気に抵抗力のない子供が増え、結果として人口が減少し始めたと考えます。平和で争いのない豊かな暮らしを送る文化の唯一そして致命的な欠点は種の存続の為に、新しい血を取り入れるシステムがなかったことだと考えます。人間も地球上では一つの生物です。種を存続させるため優等な、新しい血を選び子孫を残す行動を続けることが第一命題でしょう。縄文時代も他民族の流入は行われていたでしょう。弥生時代につながるも民族も同様に。

縄文後期に流入した民族は、稲作とともに入植したでしょう。縄文人の生活は、狩猟採集生活なので、森の近くや海の近くに定住していたでしょう。これに対し弥生人は稲作をするため、開けた平らな川のある土地に定住したでしょう。つまりお互いが交流する機会は限られていたでしょう。もちろん地域により交流の進んだところも多かったでしょう。もし、交流が全くなくそれぞれ独立した生活をしていたら、縄文人は絶滅していたかもしれません。何言ってるとっくに絶滅しているじゃないか、とおっしゃることと思いますが、現代日本人は縄文人のDNAを15%持っているそうです。それは縄文人が今も我々の中の精神性、感受性に大きく影響をあたえていて日本人独自の文化を底流から支えているのではないでしょうか。

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