【小樽】赤岩山周辺のキノコなど|小樽 山歩き キノコなど

キノコ

赤岩山 山菜やキノコなど

赤岩山はたとえば小樽運河に立って北を向いたとき、頂上に鉄塔を抱えた山が見えます。それが赤岩山です。標高は371メートルだそうです。途中までは車で行け10台くらいとめられる駐車場があります。私が行くのは5月の中頃、山菜採りに入るのですが、この時期駐車場はいっぱいなので少し手前の空き地に止めます。山に入ると新緑が萌え出す頃で、寒くもなく暑くもなくとても気持ちよく歩けます。厳しい冬を乗り越えて山を歩ける幸せを感じます。私が赤岩で主に採集するのは、ワラビ、フキでウドがあればいただきます。あまり知られていないアキノキリンソウもたくさんあります。秋には、ハナイグチ、シロヌメリイグチ、アミハナイグチなどのキノコも採集します。またベニテングタケ、ウスタケも見かけます。

ベニテングタケ
ウスタケ

タヌキやキツネも数年に一度くらいお目にかかります。

タヌキ

頂上には鉄塔など市や国、民間の施設が多くあり、市街地からもよく目立ちます。その頂上から10分ほど祝津側に戻り、見通しの良いところに出ると開けた空き地にベンチが二つあり、遥か積丹半島を望むことができます。

ベンチに座り海岸線を眺めていると、鳥のさえずりや、風が渡り葉を揺らす音など、日常の中の非日常を実感できます。とても豊かな時間をあじわえます。この赤岩山は駐車場を起点とすると、祝津に向かう断崖絶壁が続く道を行くルート、ここはロッククライミングを楽しんでいる方が多いです。反対に山中海岸へ向かうルート、ここは先ほどご紹介した積丹半島を望める場所を過ぎ、森の中を縦走するイメージです。このルートには日本固有の1属1種キンポウゲ科のシラネアオイが咲いています。またダケカンバにカバノアナタケが発生しています。そのほかたくさんのキノコが発生していると思われますが、往復2時間ほどかかり、起伏、高低差もあるので、数年に一度のペースになってしまい、なかなか発見、同定とはいきません。道も最終のピークを過ぎ、下りになる道の半ば過ぎ、カタクリの群生が見られます。開花時期に訪れるとお花畑のようです。

シラネアオイ
カバノアナタケ
カタクリ
カタクリ
カタクリとヒメイチゲ

下り終えて駐車スペースがあるのですが、その少し手前の林の中の小枝にタマキクラゲが見られます。

タマキクラゲ

この駐車スペースは山中海岸、オタモイ海岸へと続く前の分岐点です。オタモイ海岸へ行くルートを進むと、道の右手は断崖で日本海を見下ろせます。15分ほど歩くとピークがあり少し開けていて、忍路や余市の海岸線を見ることができます。この15分余りの道に、コガネテングタケ、キクラゲ、アカヤマドリ、ハナイグチなど、わりと多くの種類が確認できます。

コガネテングタケ
アカヤマドリ

駐車スペースを起点として、山中海岸、オタモイ海岸へ下るルートにも多くのキノコが待つているのでしょうが、まだまだ未開拓です。

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