【初心者必見!】近郊の山歩きでの危険対処法|小樽 山歩き キノコなど

山歩き
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山歩きの準備と対策

私は5月のゴールデンウイークの頃から11月の雪が積もる前まで週に一度くらい時間が許す限り山を散策します。主に小樽苗圃公園、旭展望台散策路、赤岩周辺の散策路などです。目的はキノコの観察、撮影、山菜・キノコの採取です。山に興味のある方、山菜を採集したい方で、一番危惧されるのはいろいろな危険が潜んでいるのではないかということでしょう。たとえば、クマに遭遇するのではないか、蜂に刺されるのではないか、ダニ、ブヨに刺されるのではないか、草にかぶれるのではないか、など二の足を踏む原因は確かにあります。しかしある程度の知識を持ち、準備をすることで不安要因は排除できると思います。
私のつたない知識と経験をご紹介し、山への一歩を踏み出す一助にしていただければと思います。まず山へ入る服装は、長袖、長ズボンで肌を露出しないようにし、明るめの服装にします。肌を露出しないのは、ダニ、ブヨ、ツタウルシなどに刺されたりかぶれたりしないためです。黒っぽい服装は、スズメバチが熊と間違えて襲ってくる可能性があるそうです。そのスズメバチが出会って一番危険な生き物でしょう。散策路を歩いていて突然大きな羽音とともに黒とオレンジのストライプの飛翔するものに出会ったらそれがスズメバチです。かれらは人を認識していて、敵かそうではないか見定めるため周囲を飛び回ります。この場合身を低くしてじっとします。決して手で払ったり、大声をあげないようにしましょう。それから身を低くしたままゆっくり進みましょう。とにかく慌てないことです。かれらもむやみに刺したりはしないでしょう。同じ大型の蜂でクマンバチ(エゾオオマルハナバチ)は白と黒の配色です。かれらは花の蜜を採るのに熱心で人間のことなど気にしていません。ですからクマンバチに出会ってもこちらも無視してやり過ごしましょう

次にタケノコ採りにネマガリタケの笹薮に入ると、マダニにかまれる可能性があります。私も年に1~2度笹薮に入るのですが、もちろん長袖、長ズボンで首にはタオルを巻きます(汗もけっこうかくので)。一説によれば、マダニは皮膚に付着しても2~3日はじっとしていると聞きます。真偽のほどは分かりませんが、すぐには噛まないとすると、帰宅後お風呂に入れば回避できるのではないでしょうか。次にブヨ(ブユ)は夏から秋にかけて全身を飛びまわり、血を吸うため刺します。これには蚊取り線香が一番効きます。私はキノコの撮影のため、地面に這いつくばって数秒から十数秒じっとすることがあり、このとき頭の上をブンブン飛んでいるのですが、なぜか刺しては来ません。普段ちょっと公園に入ると、なにもしていなければすぐに刺されます。蚊取り線香の効果はてきめんです。もっとも刺されたことは人生で何百回もありますので、抗体ができているのか今では刺されても、腫れもかゆみも10分くらいで引いてしまいます。しかしやはり刺されるのは嫌なのでかならず携帯用の蚊取り線香を持っていきます。
次に山菜採りなどで注意しなければならないのは、植物のツタウルシでしょう。山菜の近くにツタウルシがあって、触れるか触れないかくらいでかぶれることがあります。これには軍手をはめて対処しましょう。これで対応はできますが、私も数年に一度くらい、軍手をしていても手首にかぶれることがあります。もしかぶれた場合は、すぐに皮膚科を訪れるのがいいでしょう。

最後に熊に出会ったらですが、小樽の近郊の山に入ってもまずお目にかかることはないと思いますが、私はとりあえず熊よけスプレーを携帯しています。購入当時、山で試しに地面に噴射したところ、途端に涙、鼻水、よだれなどあらゆる体液が噴出しました。何が起きたのかわからないほどでしたが、スプレーの効果だとしばらくしてわかりました。おそらく風上に向かって噴射したのでしょう。唐辛子が主成分らしいのですがすさまじい効果です。熊に出会うことはまずないと思いますが、何か安心感があり保険のようなものでベルトに携帯しています。以上私のつたない経験などをご紹介しましたが、山へ入るための準備や対策はインターネットにたくさん載っているのでそれを参考にするのが一番だと思います。街で日夜生活していると、さまざまなストレスを感じていると思います。そんな時山を歩くと、自然の中に身をゆだねる開放感を味わえます。間違いなくリフレッシュして日々の生活に戻れると思います。一度お試しください。

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