【難解!】キノコの色表現は、むずかしい!|小樽 山歩き キノコなど

キノコ

キノコの色

キノコの図鑑のキノコの色を表現する色名は、なかなか難解なものがあります。たとえばホンシメジのかさ表面の色を表現するのに、暗灰褐色(あんかいかっしょく)~淡灰褐色(たんかいかっしょく)などとあります。漠然としたイメージは湧きますが何とも微妙な表現です。灰の読みも「かい」か「はい」か迷います。色を表現する頭に、「淡」「帯」「灰」「暗」「濃」「黄」などが多く、

淡黒褐色ーたんこくかっしょく
帯灰褐色ーたいはいかっしょく
灰黄色ーかいこうしょく
暗赤褐色ーあんせきかっしょく
濃紅色ーのうこうしょく
黄橙褐色ーおうとうかっしょく

などなど、読みが難解で色の想像も難しいですね。


そのほかに、

淡黄赤褐色ーたんおうせっかっしょく
灰褐色ーはいかっしょく
灰白色ーかいはくしょく
暗赤色ーあんせきしょく
暗紅色ーあんこうしょく
橙黄色ーとうこうしょく
鮮赤色ーせんせきしょく

これはほんの一部です。まだまだ表現には種類があります。そんな色の表現ですが、キノコの同定をするとき、色は非常に大切です。色が決め手になることがしばしばです。そしてこの表現をする理由は、キノコの色が何とも微妙な色だからです。おそらくキノコ界でしか使われない表現もたくさんあると思います。

淡黄灰色、オリーブ黒色、帯緑黄色、帯赤灰褐色……。

この色名で色見本を紹介しているサイトなどで検索しても見つかりません。これは図鑑を監修した先生たちの苦労を垣間見る一端なのではないでしょうか。しかしお願いできれば、図鑑の解説で記載されている色名に、ふりがなを入れていただければありがたいです。

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