キノコの図鑑
私がよく調べるキノコの図鑑は、
山と渓谷社 山渓カラー名鑑「日本のきのこ」第2刷
亜璃西社 新版「北海道きのこ図鑑」【増補版】第1刷
北海道新聞社 「北海道のキノコ」第3刷
小学館 小学館の図鑑NEO「きのこ」第1刷
です。山に入り、キノコを見つけたら撮影し、画像とこれらの図鑑との見比べが始まります。いずれも写真がきれいでわかりやすく、キノコの情報も丁寧に記載されており同定の参考にさせていただいています。しかし、そのほかの図鑑や写真集、キノコ関連の本を合わせると、約20冊あります。山菜や山野草関連の本も約20冊あります。本屋さんに行って新しいキノコの本を見つけると、つい購入してしまします。図鑑ごとに差異がさほどあるわけではないのに……。病気ですね。とは言え、たとえば山野草は種による形態の変化がさほどありませんが、ことキノコとなると、種ごとの形態の変化が著しいものがあります。幼菌~成菌~老菌の形態の違いも大変興味深いです。こんなキノコの種の名前を同定できた時は充実感に満ちます。将来的には顕微鏡を使って胞子を観察し、同定につなげたいものです。胞子はその種固有の形を持っているようで同定の決め手になるようです。胞子の詳しい情報は、新版「北陸のきのこ図鑑」が最適でしょう。この図鑑は、主に豊富なキノコのカラー図版とその詳しい解説との二つのセクションに分かれ、検鏡図(顕微鏡で検査したもののスケッチ)も大変詳しく掲載されています。今はまだこの図鑑を使いこなしていません。ちなみにこの図鑑は約400ページに及ぶ素晴らしい書籍です。このように、実際山に行きキノコを見つけ、写真を撮り、図鑑と見比べる。この作業を10年程度続けていますが、どうしてそこまで魅入られるの?と、自問自答します。それは、幼いころから自然に親しみ、様々な生き物と接してきた結果、キノコは人間社会とは少し離れた場所、あるいは公園など人間社会に溶け込んで、人間の創造を超える色彩、形態、生き様、さまざまな生存戦略等を駆使して生活しています。私たちに語り掛けてくるもの、それは「私たちはこういう生活だけど、あなたは?」そう問いかけられているような気がします。私たちは、地球上の一つの生物として胸を張って答えられるでしょうか。
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