うちの庭にも山野草出ています。|小樽 山歩き キノコなど

小樽

庭の山野草

私の住んでいる家の庭に山野草がいくつかあります。ギョウジャニンニク、ウド、セイヨウワサビ、ユキザサ、フキ、シャク、ミツバ等。これは元々自生していたもの、移植したもの、購入したものとさまざまです。

ギョウジャニンニク ユリ科 別名:アイヌネギ

高さ20~30cm程度になる多年草で、地下に鱗茎があります。葉はスズランに似ていますが、大きくて光沢があります。花は長い花茎の先にぼんぼりのように丸くまとまって咲きます。花が咲くまで4~5年かかるそうです。6~7年前、山から数株移植して育てていますが、思いのほか繁殖スピードが遅いような気がします。それでも毎年大きな株の近くに小さな新葉が出てきているのを見るのは楽しいです。食べ方は、適度に大きくなった葉を茹でてめんつゆを希釈しないで保存ビンなどで漬けます。とても美味しい山菜です。

シャク セリ科 別名:コジャク

高さ1mくらいになる多年草で、茎は中空でもろく折るとセリに似た香りがします。葉は羽状複葉でニンジンに似ています。花は白く散形花序で、茎の先に傘状に咲きます。4~5年前、2株を移植したのですが、なかなか繁殖しませんでした。しかし、今年数株の新葉が点在して確認できました。これでやっといただけます。おひたしなどでいただきたいと思います。

アキタブキ キク科 通常単にフキと呼んでいます

京ブキに比べ全体に大きく、葉は径1m、葉柄は長さ1.5mくらいになります。早春に地下茎からほうをつけた花茎を出して花を咲かせます。花は頭状花で雌雄異株しゆういしゅ。庭に自生していたものがここ2~3年繁殖を続け、時期になるとフキ畑のようになり地面を覆い隠すほどです。外ブキと言われる少し小ぶりなものを収穫し、塩蔵保存します。煮物などでいただきますが、お味噌汁も美味しいです。

ユキザサ ユリ科 別名:アズキナ

高さ30cm程の茎を1本出す多年草です。葉は短い葉柄ようへいがあり、茎に2列に互生し、全体に毛があります。花は白く茎の先に咲きます。熟すと赤い実がなります。2年くらい前に山から移植したので、いただくまでもう少し年数がかかりそうです。山には時期になると群生で見られるので、マヨネーズ和えなどでいただきます。甘さを感じる美味しい山菜です。

セイヨウワサビ アブラナ科 別名:ヤマワサビ、ホースラディッシュ(英語名)

高さ30cm程度になる多年草で、根茎が太くなり、これをいただきます。ヨーロッパ原産の植物で、明治の初めに香辛料として、北アメリカから導入されたようです。チューブの練りワサビの原料だそうです。4~5年前、スーパーで食材としての山わさびを購入し植えました。繁殖力が旺盛と聞いていましたので、楽しみにしていたのですが、さっぱり繁殖しません。何か方法があるのでしょうが、今のところわかりません。

ミツバ セリ科

高さ20~30cmになる多年草。葉は3枚の小葉からなり、柄が長く伸びます。スーパーで販売されている、みつばです。昔からこの庭に自生していたようです。ほっておくと、三つ葉のままとても大きくなります。お味噌汁などでいただきますが、残念ながらこの庭のミツバはあまり味がありません。しかしたくさん採れるので重宝しています。

オニグルミ

子供の頃、オニグルミを拾ってきて、果肉を腐らせ、中のクルミの実を食べた記憶があります。そんなクルミの1個からクルミの木が成長しました。今では立派な木に成長したのですが、実が全くなりません。春には葉が大きく伸び、雌花が観察できます。風媒花(花粉媒介を風に頼る形の花)らしいので近くにクルミの木があればいいのですが、見当たりません。そしてクルミの木は雌雄同株しゆうどうしゅ(雌花と雄花が同一の個体に咲く植物)と聞いていたのですが雄花が咲きません。ここで少し整理しますが、クルミの木は、雌雄同株なので1本の木に、雌花と雄花が咲きます。しかし風媒花なので自家受粉(同じ株からの花粉で受粉し、種子を作る)はせず、ほかの木の花粉を待ちます。この木は雌花が咲くので他家受粉(異なる株の花粉で受粉し種子を作る)で実がなると思います。この流れで不思議なのはやはり雄花が咲かないことでした。何年もそのままにしておきましたが、一度山へ行って雄花を拾い雌花に花粉をかけてみました。するとその秋、見事に実がなりました。おそらく30年以上過ぎて初めて実をつけたのです。ちょっと感動しました。そして驚いたことに、翌年の春、雄花が初めて咲きました。なぜ雄花が咲いたのかはわかりませんが、自然の不思議を実感した出来事でした。

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