【必見!】山歩き 地元民しか知らない山中海岸へ|小樽 山歩き キノコなど

小樽

山中海岸へ

今回は、小樽にある山中海岸へ行ってみました。地元の人たちでなければあまり知られていない場所です。まずオタモイ海岸へ下る道の手前にある駐車場に車を止め、山中海岸をめざします。

駐車場近くにある案内板には、山中海岸が記載されていませんでした。

海岸を下る道の入り口まで10分くらい山道を行きます。歩いてすぐ唐門が現れます。もともと国道5号線からオタモイ地区に入る道にあったものをここに移設したものです。移設される前の唐門の記憶があります。歩いて5分くらいで見晴らしの良い頂上に着きます。

海岸に下る場所には、一様山中海岸への標識がありました。

ここから20~30分山道を下ります。とても海岸へ向かっているとは思えない細い道で山野草が鬱蒼としています。しかししばらくすると海鳴りのような音が聞こえてきます。

左右にオオイタドリ、エゾニュウが背丈以上に伸びた道を過ぎると突然視界が開け海岸があらわれます。

背後が山、前が海、左右が海岸線、見渡す限り人口構造物が一切なしの、360°自然という世界に迷い込んだイメージです。ここにきて思うのは、遥か昔1968年に上映された「猿の惑星」のラストシーンです。リアルタイムで見てはいませんが、テイラー大佐(チャールトンヘストン)が「禁断の地」へ向かい海岸を馬に乗り進んでいると、突然目の前に自由の女神がなかば埋まった状態で現れます。そう、猿の惑星と思っていたこの惑星が、実は帰還すべき地球の恐ろしい未来の姿だったのです。テイラー大佐が「人間なんてみんな地獄へ落ちてしまえ」と慟哭します。あのシーンを疑似体験しているような不思議な世界です。今から20年くらい前、ゴールデンウィークに、おにぎり2~3個、350ml缶ビール4~5缶をコンビニで買い(もちろん自宅から徒歩で行きます)、到着して海を見ながら、おにぎりを食べ、ビールを飲み、昼寝をし、本を読み、半日ほどこの海岸で過ごした思い出があります。その当時は夏になると、中学生、高校生、家族連れなどで賑わっていましたが、今はどうでしょう。現在オタモイ海岸、赤岩海岸は通行止めになっているはずです。唯一、海岸に下りられるのは、この山中海岸だけのようです。

オドリコソウ
オドリコソウ
ヒロハクサフジ

コメント

タイトルとURLをコピーしました