【解説】キノコの不思議 パラレルワールド?|小樽 山歩き キノコなど

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二核菌糸

二核菌糸とは主として担子菌類(一般的なキノコのイメージに近い傘状の形態をしている場合が多い)に見られる菌糸の状態で、菌糸の細胞が常に二つの核を含んだ状態で成長するものを指します。
担子菌類の多くは担子胞子が発芽すると胞子から菌糸が伸びます。菌糸は細胞分裂を繰り返し細長い糸状になります。この菌糸にはオス、メスの性別があります(4種類の性別があることもあります)。ここで性別の違う菌糸に出会うと接合が起こります。接合が行われた菌糸の内部には二系統の核が入っており、成長して細胞分裂する際にも、二核が入っている状態を維持します。これを二核菌糸と言います。二核菌糸が成長し、細胞分裂を行う場合、新しくできた細胞にも二核状態が引き継がれます。これを共役核分裂と呼びます。

細胞分裂の様子を詳しく見ていきます。二核菌糸になった細胞内で核分裂が行われます。それぞれの核は分裂して二核となりますが、細胞内は狭く核どうしが交差できません。そこでまず細胞板が一つの核を分けるように形成されます。すると一つの核をもった細胞と三つの核をもった細胞が生じます。次に三つの核をもった隔壁部分の外側に小さな膨らみが生じ、その先端は一つの核をもった隔壁に接触、融合して両側の細胞の間に連絡ができます。この連絡を通って核の一つが移動し、結果、両方の細胞が共に二核をもった状態になります。この連絡構造をかすがい連結(クランプ)と呼びます。この連絡に使った通り道が隔壁の外側に残ります。

この連絡通路は、言わば抜け道のような構造と言っていいでしょう。これはたとえば現在私たちが暮らしている世界にパラレルワールド(並行宇宙)が存在していると仮定し、普段はその並行宇宙には行けないのですが、ある抜け道を使い別の宇宙に行けたらどうでしょう。その世界には自分の過去や未来が存在し、垣間見れるとしたら。

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