シカとの遭遇!

nature

住宅地にシカ?

昨日午後5時ころ、小樽稲荷神社近くを走行していると、前方左の林にオスのエゾシカが野草を食んでいました。車を止め車外へ出て様子をうかがったのですが、全く逃げるそぶりを見せません。こちらを認識しているにもかかわらずです。シカとの距離は4~5mほどでしょうか。キノコ撮影用のカメラを取り出し撮影を続けても全くお構いなしに食んでいます。さほど大きくありませんでしたので若い個体のようでした。
シカは山を歩いていて何度か見ているのですが、大抵こちらを認識すると一目散に逃げていきます。今回の個体は、人間の生活圏で生きていく選択をしたような気がします。
場所は街から少し離れた郊外ですが、目の前には住宅も多くあります。しばらくして小樽緑化植物園の方向へ走り去りました。時間にして5分程度だったでしょうか。その時感じたことは車を挟んでの観察だったので安全に思われましたが、車もなく4~5mの距離で対峙したら、草食動物とは言え体も大きく私に向かってきたらその角で致命傷を負いかねないと思いました。その迫力はまさに「野生」でした。
原初の人間は森の生活から平原に生活の場を移し、環境に適応あるいは環境をその生物の生存に適したものに変化させてきました。結果、動物本来の野生を捨て、人間という特殊な生物に進化しました。進化によって得るものは計り知れませんが失ったものもあるでしょう。その失ったものを考えると、今回のエゾシカに生物としての力強さと大袈裟に言えば尊厳を感じました。

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