キノコの同定

funghi

不明種だったキノコを同定する

今回は今まで撮りためたキノコの中で不明のまま温めていた画像の中から最近同定、訂正したものをご紹介します。

ハチノスタケ タコウキン科 2026年5月21日撮影

6月上旬~7月下旬頃、ヤマグワ等の広葉樹、トドマツの枯れた枝幹に発生。
かさは径2~4cm、表面は淡黄茶色、肉は薄く革質。管孔はやや大型で放射状に長く、ハチの巣状。柄は側生で短い。ひだがハチの巣状のキノコはそう多くないようです。

ハチノスタケ
ハチノスタケ

マスタケ タコウキン科 2024年9月18日撮影

7月中旬~9月下旬頃、エゾマツ、時にミズナラ等の生立ち木、枯れた樹幹、倒木等に発生。1年生。キノコは扇形~半円形で重生し、径10~30cm、厚さ1~2.5cm。表面は朱紅色~鮮黄色で、肉は鮭肉色。不明リストに入っていたものを再度確認し、同定しました。

マスタケ

フジイロチャワンタケ チャワンタケ科 2019年7月6日撮影

6月~7月頃、広葉樹の林地に発生。キノコは椀形、椀の径4.5cm、深さ2.4cm。子実層は美しい藤色、のちしだいに褐色~茶褐色。見つけた場所は旭展望台へ上って行く途中の舗装路のわきの土の表面に出ていました。このキノコは掲載されている図鑑が少なく、似たキノコにフジイロチャワンタケがあり、ネットでの検索でも微妙な画像が多く、同定に至っていませんでしたが、今回はフジイロチャワンタケとしてご紹介します。

フジイロチャワンタケ
フジイロチャワンタケ

ヒメキシメジ ハラタケ目所属科未確定 2024年8月25日撮影

夏~秋、腐食上や古い切り株上に発生。かさは径1~2cm、表面は黄土色~密色、乾けば淡色となる。ひだは直生~上生、密、黄色。柄はかさとほぼ同色。かさの中心がやや窪んでいて、黒ずんでいるのが同定の決め手でした。

カワムラフウセンタケ フウセンタケ科 2025年9月4日撮影

夏~秋、針葉樹林及び広葉樹内地上に発生し、食用にされる。かさは径3~8cm、まんじゅう形から平らに開く。表面は湿っている時は粘性があり、中央部は褐色~黄土褐色、周辺部は淡色。ひだは上生し、密、初め紫色のちにっけい褐色となる。かさ色の褐色、かさ裏の紫色のコントラストが特徴的なキノコです。

カワムラフウセンタケ

キホウキタケ ホウキタケ科 2025年9月13日撮影

9月上旬~下旬頃、ミズナラ等の広葉樹林内地上に発生。キノコは高さ10~20cm。ホウキタケに似ており、ほぼ全体がレモン色、下部の柄は白色。成熟後は黄土色。
ホウキタケと呼ばれるものには、ホウキタケ科、ラッパタケ科、マツカサタケ科、シロソウメンタケ科など科をまたいでホウキタケという名称が使われています。たとえばホウキタケはホウキタケ科、ハナホウキタケはラッパタケ科など。また今回のキホウキタケは図鑑により、ホウキタケ科に分類されていたり、ラッパタケ科に分類されていたりします。

キホウキタケ
キホウキタケ

同定の見直し

今回改めて整理した項目に、以前のブログでキホウキタケとして同定したキノコは不明種に↓

キホウキタケ→不明種

ヒメホウキタケと同定したキノコも不明種↓

ヒメホウキタケ→不明種

であり改めてヒメホウキタケは↓

ヒメホウキタケ

上の画像をヒメホウキタケの画像として同定しました。訂正してお詫び申し上げます。これも正しい同定か怪しいですが………。

まるで迷宮に入り込んだようです。キノコの奥深さを実感します。

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