10月初めのクリタケ
今日は小樽なえぼ公園を散策しました。10月初めでしたが、少し汗ばむような気温でした。まず最初にヒトヨタケを見つけました。すこし溶けかかっていましたが、束生したヒトヨタケを確認するのはこれが初めてです。
次にナラタケがミズナラの倒木上に出ていました。ナラタケには多くの仲間が存在しているようです。(オニナラタケ、ワタゲナラタケ、キツブナラタケ等)今回見つけたものも、少し大きめでしたのでナラタケの仲間の一種かもしれません。
続いてカラマツ林にヒメツチガキ(ヒメツチガキ科)が散生していました。幼菌は球形で淡赤褐色、熟後外皮は裂けて5~10片に星形に開き反転して下部に巻き込むようです。このヒメツチガキ科にも類似のキノコが多く同定には苦労しそうです。
そして散策路上にベニテングタケが一本、遠くからでも見える存在感で発生していました。古くから知られているキノコで、西洋では宗教的シンボルあるいは幸運のシンボルとして扱われ、装飾品や玩具のモチーフとして利用されているようです。また幻覚作用があるようで儀式的なことにも利用されているようです。先日見つけたキヌガサタケが「キノコの女王」と呼ばれていると書きましたが、むしろベニテングタケにその別称をつけてあげたい気がします。
また少し歩いたところにクリタケが束生していました。10月の初めでしたが私がいつも確認するのは晩秋から初冬にかけてなので一月くらい早い印象です。数年前、ガが大量発生しクリの葉を食べつくし多くのクリの木が立ち枯れてしまいました。その根際にクリタケが発生しているようです。
シーズン終盤、採取したいキノコ(ハナイグチ、アミハナイグチ、シロヌメリイグチ、ナラタケ等)になかなかお目にかかれませんでした。これから期待したいのは、クリタケ、ナラタケ、ナメコ等です。出会いを楽しみにしています。
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