夏の山歩き
相変わらず7月はキノコの発生が少なく、1回の山歩きでご紹介するキノコに苦戦しています。今回は複数回散策して見つけたキノコや山野草をご紹介します。7月の初旬赤岩山を散策して見つけた個体です。かさ表面が特徴的なキノコです。縦に入る模様が印象的ですが。同定できませんでした。
次に山野草のウメガサソウ(イチヤクソウ科ウメガサソウ属)を見つけました。海岸や山地の林内に生えるようです。とても小さな山野草です。
キホウキタケを見つけました。本種は毒キノコのようです。この種のラッパタケ科は見た目がよく似ているのが多く同定が難しいです。
続いてサンコタケを見つけました。今まで見てきたものや図鑑には3本の腕が頂部で接合していましたが、今回はすれ違いのように接合されていませんでした。これから接合するのでしょうか?
7月半ばに見かけたのはキヨスミウツボです。見た目キノコのようですがハマウツボ科キヨスミウツボ属の植物です。アジサイなどの根から養分を得る寄生植物です。
この時期よく見かけるのがクルマユリ(ユリ科ユリ属)です。オレンジ色をしたよく目立つ山野草です。
次に見かけたキノコもよく見るキノコですが同定できませんでした。
場所を変え小樽なえぼ公園に行きました。見つけたのがウラグロニガイグチ(イグチ科)です。なえぼ公園ではよく見かける種です。以前は食とされていましたが、毒扱いになっている解説も多く見かける種です。
赤い大きな実をつけた山野草を見つけました。春によく見かけるナニワズの実のようです。春に山を歩くと開花したナニワズを撮影しますが、実をつけた状態のものは初めてです。大きな赤い実が林内では目立ち印象的です。
次にオオウバユリ(ユリ科ウバユリ属)の開花した群生を見つけました。この山野草は開花に至るまで数年を要し鱗茎に蓄えた養分を使い果たし枯れるようです。しかし花茎の基部に鱗茎が1~数個残りそれが株となって生き延びるようです。
ミツバ(セリ科ミツバ属)も開花していました。とても小さな花ですが群生しているので目立ちます。スーパーで販売しているミツバですが、なえぼ公園ではいたるところで観察できます。
目立ったキノコの収穫はありませんでしたが、汗をかきかき野鳥のさえずりを聞きながら山歩きをするのは身も心もリフレッシュされ心地よいひと時です。
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