今年初めてのクリタケ
クリタケが出てきました。クリタケは毎年たくさん発生するので食用としていただきます。時期は10月上旬から11月上旬くらいでしょうか、初雪の頃まで発生します。大概の図鑑にはカンバ類やミズナラの切り株、あるいは広葉樹の切り株に発生とありますが、私が毎年確認するクリタケはクリの木の立ち枯れ木の根際に束生します。それ以外の樹種で発生しているのを見たことがありません。それと以前にも書きましたが、ほかの場所ではクリの立ち枯れ木の根際からナラタケが大量発生します。今回はあまり出てはいませんでしたが、2食分のかけうどんの具としていただきました。



ザラエノハラタケ
今年の8月31日小樽なえぼ公園の針葉樹林内を散策して今まで見たことのないキノコを見つけたのですが、同定できませんでした。まだ幼菌でかさが開いていない状態でした。かさはこげ茶色、柄には綿毛状の鱗片があります。かさ裏には内皮膜があり、ひだの様子がまだわかりません。成菌になったら同定できそうですが、とりあえず不明種リストに入れました。


そして2週間くらいたった後、同じ場所にハナイグチを探しに入ったのですが、また見たことのないキノコを見つけました。とりあえず1枚だけ撮影しました。

後日不明種の同定を図鑑を見ながらしていると、8月31日に見たキノコの幼菌と2週間後に同じ場所で見たキノコの成菌が同じ種ではないかと思い至りました。そしてそれはザラエノハラタケのようです。確信はありませんが、幼菌時のかさ一面のこげ茶が成菌になりその表面積を増やし、下地の白い部分が見えてきたのでは?と想像しました。この同定が正解かどうかわかりませんが、キノコの観察にはその対象物が、成菌の状態であればほとんどの図鑑に載っているのでわかりやすいですが、幼菌、老菌の状態ではそれらの成菌を想像するのが難しい種もあるようです。
以前撮影したザラエノハラタケ

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