キノコの同定

キノコ 同定 種

キノコの同定

今回は同定に自信のないキノコたちを集めてみました。キノコを同定する場合ある程度の数があり、かさ裏などの様子もはっきり観察できる(個体を引き抜き裏返す)ことが条件になるでしょう。しかしわりと多いのですが、一本しか発生していない場合、その一本のかさ裏を確認するため引き抜くのは気が引けます。従って個体数が少ないキノコは同定しにくいです。

ウスキモリノカサ
ハラタケ科 7月中旬~9月下旬頃、主に広葉樹林の地上に発生。かさの径は5~15cm、まんじゅう形から平らに開く。今回見つけたキノコの場所は針葉樹林内地上でした。一本でもすごい存在感でしたが、一本しか出ておらず、同定は難しいと思っていましたが、ツバがかさ裏を覆っている様子が、図鑑、ネットなどに出ているものと類似していましたので、ウスキモリノカサとしました。根拠が薄いですが………。

ウスキモリノカサ
ウスキモリノカサ

ベニカノアシタケ
科目は、キシメジ科、ラッチタケ科、クヌギタケ科など図鑑などにより分かれます。9月上旬~下旬頃、アカエゾマツ、ダケカンバ等の針・広混交林内の湿った落葉や落枝上に発生。かさは径0.3~1cmで鐘形、後に中高の平らに開く。かさ表面はさんご赤色、後にオレンジ色~黄色。ひだはオレンジ色~黄色、時に白色。針葉樹林内地上に数本発生していました。この種のキノコも似たようなものが多く、同定には苦労します。今回見つけたものは、ひだの色が白く、資料の”時に白色”という表現を採用しました。説得力に欠けますが……。

ベニカノアシタケ
ベニカノアシタケ

ハイムラサキフウセンタケ
フウセンタケ科 9月上旬~下旬頃、エゾマツ、トドマツ、シナ類等の針・広混交林の地上に発生。かさは径3.5~7cmで、まんじゅう形からほぼ半円形に開く。かさ表面は褐色を呈した淡紫色で、粘性を欠き幾分繊維状~ささくれ状。ひだはやや疎、灰色~淡紫色。この種に関しては私が持っている図鑑では、北海道きのこ図鑑と北陸のきのこ図鑑に掲載されていました。ネットで検索すると、この種の画像はさまざま掲載されていますが、その特徴を固定できないほど解説に幅広さがある印象です。唯一北海道きのこ図鑑と私の撮った画像が似ているので、ハイムラサキフウセンタケとしました。

ハイムラサキフウセンタケ
ハイムラサキフウセンタケ

ウスベニミミタケ
ピロネマキン科 9月上旬~下旬頃、広葉樹や針葉樹林の地上に発生。子のう盤は椀の一部が底まで裂け、反対側が伸展してできた耳房状。高さ3~5cmで、全体が橙黄色~帯赤褐色、子実層面はピンク色を帯びる。オオチャワンタケに似ていますが、こちらの方が色がやや薄く、艶消しっぽく、椀の一部が底まで裂けているなどの特徴から判断しました。

ウスベニミミタケ
ウスベニミミタケ

キノコの同定はむずかしい!!

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