種の同定について
私のパソコンには名前のわからないキノコの画像がいくつかあります。10年くらい前から撮りためています。ときどき画像を開くと同定できるものも幾つかあります。今回その中でどうしても同定できないものを掲載しました。キノコの種の同定の難しさは、なんといっても、幼菌、成菌、老菌でその外見が著しく変化することではないでしょうか。図鑑の写真を同定の参考にするのですが、ほとんどの図鑑はそのキノコの成菌の姿を掲載していると思われます。ひとつのキノコを幼菌から老菌まで掲載することは紙数の制限もあり実際的ではないでしょう。成菌の写真もそのアングルによって印象に幅が出てくるでしょう。比較対照するため複数の図鑑で見比べるようになり、その数も今では15冊ほどになりました。あとは説明欄によって、かさの状態、かさ裏の様子、つば、つぼの有無、柄の特徴などで詳しく確認することはできます。しかしそれでもわからない、くせものがあります。その不可思議、摩訶不思議な様子が人々を誘い、惹きつける大きな要因であり、魅力でもあるのでしょう。一生かかっても終わらない研究対象で、その迷宮は永遠です。
不明種
不明種NO.1
日時:2010年10月9日 場所:不明 特徴:柄の多くを白いものが覆っています。とてもいい状態でしたが、同定できませんでした。
不明種NO.2
日時:2012年9月15日 場所:不明 特徴:全体に乾いた印象。かさ裏の状態は確認できません。柄は根元に向かって太くなっています。
不明種NO.3
日時:2015年11月21日 場所:小樽なえぼ公園 特徴:小さいキノコで、タンポタケを疑いましたが、何かしっくりいきません。
不明種NO.4
日時:2015年10月3日 場所:小樽なえぼ公園 特徴:かさの直径が15mm程度と記憶しています。
不明種NO.5
日時:2015年10月3日 場所:小樽なえぼ公園 特徴:無数の針が上に突き出していました。再び画像を確認すると、発生している倒木が180°回転し、天地逆さまになった状態での撮影かもしれません。
不明種NO.6
日時:2016年7月23日 場所:小樽旭展望台散策路NO.10 特徴:白いキノコの幼菌。つぼのあるキノコでしょうが、白いキノコは多くあるので、これを同定するのは難しそうです。並んで出ていてかわいかったです。
不明種NO.7
日時:2016年7月23日 場所:不明 特徴:白と緑のコントラストが印象的。
不明種NO.8
日時:2016年10月8日 場所:不明 特徴:かさの周縁部がフリル状になっている様子が見られます。
不明種NO.9
日時:2017年9月23日 場所:不明 特徴:かさの周縁部につばの一部が残っているようです。柄の下側に突起があります。
不明種NO.10
日時:2019年7月6日 場所:不明 特徴:かさ表面を、うぶげのようなものが覆っています。
不明種NO.11
日時:2019年7月6日 場所:小樽旭展望台の駐車場の手前の道路の路傍。 特徴:紫が印象的なきれいなキノコでした。
コメント