山菜
山菜を食べること。それはスーパーマーケットでは買えない特別なものをいただく貴重な体験です。スーパーマーケットで購入する食材はお金を代価にしています。山で採集する山菜は、それが食材として採集できると判断できる知識をあらかじめ身につけておかなければなりません。キノコも同様でしょう。もし間違った知識や判断で採集すると、命を代価にする重大な結果をもたらすということを、頭の隅に置かなければなりません。そしてその種が絶えることのないように節度をもっていただくことが重要です。春を告げる山菜を少しだけいただく気持ちで採集します。
山へ入ること
山へ入る行為、それは五感を研ぎ澄まし、あらゆる情報を瞬時に判断、行動を起こさなければならない場面もあるでしょう。これは極端かもしれませんが、クマやスズメバチに出会った時がこれに当たります。とは言え私のように市内の近場を散策している分には、クマとは無縁でしょう。
山を歩いて思うことは、社会生活をしていると、いろいろなストレスに見舞われるでしょう。それを解消あるいは緩和するために山に入るということです。感情や肉体を弛緩させ元の正常な自分に戻す行為なのかもしれません。そして日常用いている五感はさまざまストレスも拾うでしょう。車の騒音やさまざまな雑音だったり、人間関係だったり、混雑だったり。では山で使用する五感の対象はどんなものか。それは野鳥のさえずりだったり、山野草の香りだったり、肌に当たる風だったり、山並みを眺めたり、野イチゴをいただいたり。この感覚を研ぎ澄ませることで結果的に精神を弛緩させているのではないでしょうか。このように山歩きは、様々な情報を収集し、そしゃくし、自分の生活や知識を豊かにする、あるいは精神を平静に戻してくれる、なくてはならない大切な環境なのだと思います。
春の山菜
春の早い時期の山野草を酢味噌和えでいただきました。
シャクの酢味噌和え
フキの酢味噌和え
アズキナの酢味噌和え
エゾニュウの酢味噌和え
エゾニュウは少し苦みがあり、青臭さも残っていたので、後日改めて採集し、一晩水に浸しました。それを肉団子と一緒に煮物にしました。苦みも青臭さも取れ美味しかったです。
家の周りの水仙
私の住んでいる家の周りにはたくさんの種類の水仙が咲いています。水仙は園芸種で1万種ほどあるとか。春の庭に色どりを添えてくれます。
ラッパスイセン
クチベニスイセン
マウントフット
キングアルフレッド
プロフェッサーアインシュタイン
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